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相続Q&A

2012年10月17日 水曜日

寄与分について

Q.質問
 寝たきりとなった母の介護を亡くなるまで続けておりました。
 母が亡くなって兄弟3人で財産を分けることになりましたが、母が寝たきりの間、
 兄弟達からは手伝いに来てもらうことも無く何の援助もありませんでした。
 平等に分けるとなると、介護施設や病院にかかった費用も自費でいくらか負担
 しておりましたし、とても不公平に思います。
 何か納得のできる法律などはないでしょうか?

A. 回答
 民法に寄与分制度というものがございます。
 これは、故人のために特別な貢献をした相続人については財産価格のなかから
 別枠として優先して貢献した分の相続をすることができるという制度です。
 寄与には病気や怪我の看病、老後の介護、借金の肩代わり、財産を提供した、
 事業を無償で手伝った、などのケースがあります。

 そしてこの寄与分を差し引いて残った財産価格を分配することになりますが、
 寄与分をどれくらいにするかを決めるには、相続人同士での話し合いが必要と
 なるため、争いに発展しないよう注意が必要です。

 ご兄弟で話し合いの後、それぞれが納得して寄与分を認めてもらえるようであれ
 ばその分上乗せして相続することになりますが、話し合いがまとまらない場合が
 多いようです。

 寄与分について家庭裁判所に調停を申し立てることにより裁判所が寄与分を
 定めることになりますが、寄与分を主張するためにはどのような労務の提供や
 財産の給付があったのかを具体的に明示する必要があります。

 介護の場合には、単に子が親の面倒をみたというだけでなく、付き添いを常に
 必要とする介護であったのか、又、治療費等を負担していたのか、等の故人の
 財産維持に対して貢献した部分を明確にする必要があります。

 しかし裁判所への申し立てにおいても実際には思った程寄与分を認めてもらえ
 ない。ということが多く、円満な相続の結果には結びついていないようです。

 現在、ご自身の死後この寄与分についてお考えの方は、相続が発生する前に
 寄与者が取得する財産について明確にし、遺言書を活用するなどの工夫が
 
必要です。

投稿者 税理士法人剱持会計事務所